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帰省でのクラフト

お盆を過ぎたとたんに風の匂いが変わります。秋に向かっている匂い、高尾の夜風はまさにそんなこの頃です。そんな風情を感じつつも、このブログでは帰省の思い出を振り返って夏を名残惜しみますよ。さて、今回の帰省は予定がぎっちりでクラフトが殆どできなかったのですが、忙しい時間の中、M男がナイフを作ってくれましたので、このナイフの焼き入れに挑戦してみましたよ。
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ナイフの外形はこのような感じです。本人は謙遜していますが、なかなかの出来ばえだと思いますよ。
これを、七輪を使って焼き入れです。
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焼き戻しに使うシリコンオイルとホットプレート、そして送風機などなど、焼き入れに使うグッズたちです。
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七輪に網をひいて、送風機でガンガンに酸素を送ると恐ろしい程の火力が得られます。軽く1000℃を越すその火力を使って「七輪陶芸」という小さな器を焼く趣味がある程です。

この炎でナイフを焼くのですが、目安は真っ赤なナイフに磁石がくっつかなくなるまで、男二人で爆ぜて飛び散る炭火におそれながら火力をあげて行きます。

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焼けども焼けども、ナイフが赤くなりません、おかしいなぁ。と思っていたら黒い酸化皮膜の下でナイフが真っ赤かになっておりました。もちろん磁石はとっくにくっ付かない状態。慌てて火から下ろして自然放冷した後、180℃に熱したシリコンオイルで焼き戻して完了です。
刃を付けてみないと分かりませんが、感覚的には良さそうな感じです。焼き入れが自分で出来れば金銭的にかなり余裕が生まれますよね。今年の夏の収穫です。

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最後に作ってから1年経ったピザ釜です。冬の豪雪にも耐え、今や庭にしっくり馴染んでいい感じです。もちろんピザも美味しく焼く事が出来ました。
まだ一年後の話ですが、今から来年の夏が楽しみですなぁ。
by hanamamet | 2009-08-24 20:18


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